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人間というものは2種類に分類される。
香川のうどんを知ってしまったものと知らないものだ。
もちろん「今寝ている人と起きている人」なんて分類も可能だがあせる

瑠璃子が専ら青春18切符で旅していた頃、行くのは北か関西中心で、四国九州はあまり足を踏み入れなかった。
一度岡山での乗り換え時間がだいぶ空いたから、瀬戸大橋越えてみむとて道を逸れて、高松でうどん食べて世界が一変した。
もう東京でうどんを食べる気がしない。東京のうどんをうどんと呼んでいい気がしない。
はなまるうどんや楽釜が東京に乱立するようにもなってきたけど、やっぱり東京で食べるうどんは偽物だ。讃岐チェーンも香川の麺を使っているのだらうから、気分の問題かも知れないのだけど。

四国出身の友人に熱い思いの丈を語ったら、「加ト吉の冷凍うどんはレベルが高い」と勧められたから試してみた。
なるほど、たしかに悪くない。
けどやはり高松のあの都会的でありながら田舎くさくもある雰囲気が大切なのか、食べるほどに高松が恋しくなった。

最近は目的定めずふらりと旅行するとなると、いつの間にか高松でうどんを食べてる自分に気づく瑠璃子だ。高松‐神戸三宮間のジャンボフェリーテーマ曲を鼻歌で歌いながら。