都庁も東京タワーも見えて、100万ドルの夜景と公式サイトは謳っているけど、入場料を考えれば男性3300円、女性3000円の夜景といえなくもない。
そういえば。
旧聞に属するけれど、9月12日に高尾山のビアマウントに行った。
この日は朝から都庁に出かけて、東京砂漠のコンクリートジャングルで紫外線を浴び人間社会の悪辣な目にさらされて、
「砂漠なのかジャングルなのか、どっちよ><」
とひどく情緒が不安定になっていたの。
「高層ビル群の馬鹿><」…ビル群…ビール…
「都庁無駄にでかいのよ」…都庁…登頂…
「炎天下の都庁広場なんて、建築家はどんだけ馬鹿なのキ○ガイ石原は東京砂漠の緑化を考えなさいよ」…緑化…森…
「木がないから東京上空はいつも砂塵でケムって見えるのよ」…ケムって…煙る…ケーブル…
これだけ暗示をかけられれば行かないわけには行かないわよね
鷺宮の紫ツインテール美少女(が大好きな彼)に電話をかける。
「西方浄土に登りつめてみない?」
「イ、イク!」
そんなわけで京王線をチャーター。最前部で運転手を叱咤しながら小一時間で高尾山口駅到着。
実は高尾山のビアマウント行きは、瑠璃子や紫ツイ美ちゃんにとっては毎夏の恒例行事なの。
ミシュラナイズされる前から通いつめて、
「今年は3回ビアマウンてやったぜ」
「来年は五回くらいビアマウろうぜ」
と野心に燃える拡張胃袋美少女隊だったのです。
でも去年は所用で来ることが出来なかったのよね><
そこで二年ぶりの酒池肉林に血湧き肉躍る美少女の濡れた唇よ
まだ日が残る夕暮れ時、ケーブルカーで登るのも業腹なので、歩いてビア会場へ。
日ごろ高尾登山のときは稲荷山コースか沢沿いの六号路を愛用しているけれど、それを使うと山頂に出てしまう。
今日行くべきは山頂から数十分下ったケーブルカー山上駅なので、琵琶滝コースの脇から頂上行きの道を逸れて「健脚向き」とある十一丁目茶屋直結の道をたどる。
汗は最高の調味料よ
それにしても高尾ビアマウントはいつもエライ人出ですね。
月曜日だぞオイ、と全員の頭を叩いてさっさと下山させたいけれど、どうぜホーリツはそういうことしちゃダメっていうんでしょうね
はじめは何も見えない木陰の陰気な席しか空いておらず、しかし料理やビールを取りにいくついでに空き席を見つけては少しずつ夜景の方へ席を動かしていく…
瑠璃子たちはこれを「高尾式わらしべ長者仕立てのアメリカンドリーム」と称し、毎年最終的には見事夜景特等席をゲットしている。
最後に料理の写真一例。
ビアマウントで料理を皿に盛るたびに毎回つくづくこう思う。
「茶色いなあ…」
まあ生野菜を取ってこない瑠璃子が悪いのかもしれませんが
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