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瑠璃子の妹分にしてリアル妹のゲル豚中将は多忙だ。
「あれも食べたいこれも食べたい」
とブヒブヒ云う間に
「今日も日が暮れちまいやがった」
と、兎に角忙しいらしい。
この間も用があるといって愛媛の松山へ出掛けていった。
「さすがゲル豚、貧乏暇なしだね」
「ゲヘヘ…照れまさぁ」
豚もおだてりゃ飛行機に乗る。松山へは汽車と漱石の頃から相場が決まっているだろうに、わざわざ飛行機で行って飛行機で帰って来た。
近しい人が飛行すると「墜ちるんじゃないか」と余計な心配をしてしまうから鬱陶しい。
関係ないけど国内線は飛行の記録がパスポートに残らないのが淋しいわね。

で、お土産が句里タルト。

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「へぇ、見たことも聞いたこともないな」
「ははは、姉貴。タルトは見たり聞いたりするもんじゃねぇ、食べるもんでさあ。となりゃあ、見たことも聞いたこともなくたってそりゃアタボウってやつですぜ」
そ、そういうものかしらあせる

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何はともあれ、食べる。
旨い。
「ゲル豚、旨いじゃないか!」
「本当ですかい!?…モグモグ、へぇぇ、安上がりで旨ぇもん見つけた」
ほのかに柑橘系の香りが漂う。餡にミカンの皮でも練り込んであるのかしらん。コロコロと栗のかけらも仕込んである。
餡をくるむケーキ部分(それをタルトというのかしら)もしっとりしていて、口に放り込めばほろりと舌の上でほどける。

それにしてもなんで「句里」なんて当て字なのかしら…あ…松山が俳句の里だからなのね…
多少無理矢理な気がするが、子規も虚子も案外「これはこれで俳諧味があるねww」と笑って済ませるのかも知れない。

多少ブレてますが、ついでに有名どころのこんなものも。

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