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荒んだ夜の罪を許す、朝靄の中の天玉そば380円。
まあ、そんなに美味しくはないんだけれど、揚げたての天婦羅が巨大、麺も茹でたて。


夜明け前の薄暗い道を誰かがもう走っていたりしてたりさ。
拾った小石で誰かが書いたアスファルト道のスタートラインがあったりしてさ。
あ~あ、今私たちに大切なものは恋や夢を語りあうことじゃなく、ひとりぼっちになるためのスタートラインなんじゃないかなあ、なんて、新宿で終電を逃した酩酊の朝、後悔しながら思ったりもするわよね。
昔の金八先生のテーマ曲、海援隊の「スタートライン」ですすみません

京王線の終電は早く、京王線の始発は遅い。
へべれけをともにした戦友はJRですでに新宿を後にし、一人京王線の始発を朝靄の中待っていたりすると、人っ子一人いない新宿のロータリーが、なんだか世界滅亡後の光景に思えてきたりして妙におセンチになりもするわよね。
そんな時にはついつい思い出横丁に足を運んでしまう。
元祖天玉そばでお馴染みの「かめや」。
コンビニエンスストアも吉野家も松屋も、みんな24時間営業が当たり前になり過ぎてありがたみを感じない。
だけどかめやだけは心底ありがたみを感じますね。24時間営業(らしい)。
ああ、ここに人がいて、火があって食がある。そう、生活があるのだ!みたいに。

美味しいか?と問われると特段どうということもないのだけども、酔い果ての後悔の中で更生を誓うならばどうしても早朝五時のかめやなんだろうなあと思うのです。

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