CIMG5335

中国の出版社名は不思議だ。なぜか「北京化学工業出版社」が出している『西北小吃』、約20元。




最近刀削麺を食べていない。
日本刀削麺の頂点に君臨していた浅草橋の「刀削麺酒坊」も閉店してしまったし、瑠璃子の刀削麺探求心も先細るばかり。
そんなとき、「刀削麺酒坊」を瑠璃子に紹介した通称浅草橋の友人と会った。

「瑠璃子、お・ひ・さ・し 相変わらず美人だけどシケタ格好ねえ、キャハハ」
「浅草橋の友人・・・」
浅草橋の友人はすっかり素敵にキャリアウーマンだった。瑠璃子は思わずうなだれた。
「ねえ瑠璃子、あたし今どこからの帰りだと思う?実は中国へ行ってきたのよ!」
瑠璃子の目がすうっと細くなった。浅草橋の友人の口がきらっと光った。
「はい、瑠璃子にお土産。かわいそうな子はその本でも読んで勉強なさい」


屈辱にまみれながら瑠璃子は貪るように読んだのでした。
西北小吃。
陝西省の麺類レシピ本。
いやあ、浅草橋の友人も瑠璃子も似た者同士。中国へ行くとついつい書店で料理本を買ってしまいます。
中国の本屋って結構衝撃的なのよね。人民が書店の床に座り込んだり寝転んだりして本を読んでいる。
ややもすると人民にけつまずくし、人民の旺盛な読書欲にさらされて人気書はとにかくボロボロ。
日本の本屋と違うのは、特にボロボロなのが辞書類であることと料理本コーナーにおじさんが充満していること。
さすが文字の国であり、机椅子以外は何でも食べる国であります。



CIMG5339
薄っぺらい本ですが、煮る、蒸す、炒める、焼く等さまざまな小麦料理が載っています。



「で、浅草橋の友人は中国のどこに行って来たの?」
「西安」
「い~な~><!刀削麺どうだった?」
「ふっふっふ、それに関しては積もる話があるのだよ・・・」
というわけで瑠璃子も近いうちに西安に行きたい><一番は江南再訪だけど。
ちなみに日本でいう「麻辣刀削麺」というもの自体やその呼び名には、とうとう西安では出くわさなかったそうです。
う~ん、麻辣刀削麺って何者?謎。



CIMG5344
丁寧な写真入りの解説。



この本にも麻辣刀削麺という項目は無し。
が、
「この料理は結構麻辣っぽかった」
と浅草橋の友人が言っていた料理も載っているので、ゆるゆると皆さんにも陝西省の郷土の味をご披露していく 所存にて御座候。こうご期待。再見!