先日ふらりと八幡山へ。
いやでも視界に入る水道塔の下には素敵な団地が広がっていました。そして・・・。
八幡山は下高井戸から京王線各駅停車で３つ目の駅。
歩いても３０分程で到着してしまうご近所です。
駅前に商店街があるわけでもなく派手さは全くないのですが、何故かドンキホーテがあったり、ラーメンの天下一品があったり、ほかにもバーミヤンや「芸能資料館 Culture Station」も・・・って、なにそれ？
どうやらアイドル専門の古書店。ガラス張りの中を覗くとヨン様から松田聖子等新旧さまざまなアイドルグッズなら何でも取り揃えている様子。
へええ、面白い！
でもなぜ八幡山に？
それ以外の見所（？）といえば、やはり歴史的にも松沢病院ではないでしょうか。
駅に隣接して広大な敷地が広がっています。
その敷地沿いを南にふらふらと当てもなく散策。
そして細道へそれてみました。
すると現れたのが古びたアパート群。
都営八幡山アパートでした。
古びた建物。生い茂った樹木。長い歴史を感じさせるアパートです。
工場のような無骨な外観に見えますが、出っ張った階段室はもしかするとのちの増築かしら。
どんな理由、どんな話し合いの結果増築されたのか、想像が広がります。
さあ、水道塔が見えました。
紫禁城太和殿前の広大な広場のように、水道塔の前には野球だってできそうな公園が設けられていました。
ベンチに小学生高学年の女の子が二人。
ランドセルを家に放り込んできたばかりといったはじける笑顔でおしゃべりに興じています。
「今度引っ越しするんだ」
「ええ！どこに！？」
「といっても学校は変わらないよ♪」
「そっか♪」
ふと耳にした会話。ああ、そうか・・・きっとこの団地も建て替えの時期に来ているのでしょう。
仙川の緑ヶ丘団地と同じ物思いにふけりながら歩いていると、まさにその現場に行き当たりました。
おそらくはかつての住人か、もしくは近々建て替えになる近くの棟に住んでいる人か、おじいさんが一人じっと重機の動きを見つめ続けていました。
おセンチになりがちな瑠璃子。
しかしさきほどの小学生二人を思い出すと未来の明るさを確信することが出来るのです。
「よっしゃ、瑠璃子も新生活の開始だー！！」
というわけで、すぐ近くのドンキホーテで人生初の電動歯ブラシを買って帰りましたとさ♪
安い電動歯ブラシが出た！と車内広告で知ってから数か月。ようやく初めてその現物をゲットしました。
振動が激しいので、咥えたままの「ながら磨き」が出来ない～><
