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背徳は最高のスパイス。
「タベルナ!」と禁止されればされるほど人々は欲望に駆られこの店に殺到する・・・ということなのか?
市ヶ谷の老舗イタリア料理店「ラ・タベルナ」。
看板メニューの「牛肉の薄切りステーキ バターライスとスパゲッティ添え」900円。
瑠璃子にはピンとこない一品でした・・・。
 


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大盛りで有名なこのお店。
そういえば以前テレビで見たことあるなあ!
よっしゃ入ってみっか!と思うたびに長蛇の列。
その後何度足を運んでみても行列が出来ています。
「う~ん、じゃあ、やっぱり、また今度・・・」
初訪問が叶わぬこと数度、渇望は瑠璃子の心を修羅にしました。
「今日こそは喰らっちゃるけんの!」
ああ、ラ・タベルナの術中><


「あ、れ~・・・?」
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何ということでしょう。
いつもは病院の待合室並みに混んでいるこの入口のベンチが、今日はすっかり空っぽ。

「らっきー☆」
大樹を輪切りにした重厚な食卓に就きました。
「マスター、牛肉の薄切りステーキを」
程なくして出てきましたよ。
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ほほう、なるほど、これは確かにたっぷり。
バジルとニンニクの香り。
小麦とお米をベッドにしたステーキが艶めかしく二枚横たわっています。


そのたわわな実りを横からしかとご覧あれ。
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こんもり。


さて。
「うししし」と、魔女のようににんまり笑ってフォークをつけたのですが・・・。

「う~ん・・・」
と唸るのは感心の賛歌ではなく、戸惑いの控えめな表現。
まずバジルとニンニクのスパゲティはやや冷めてしまっているような。
黄色いバターライスも作り置きの印象が濃く、バターコーティングの甲斐なく乾きかけてしまっている様子。
ちょっと残念な出来であります。

その点ステーキはさすがに焼き立て。
ハードカバー本の表紙ほどの厚さのそれをナイフで丁寧に切り刻むには忍びない。
フォークで刺してがぶりと行きたい。
がぶり。
すると意外なほど柔らかく肉がほどけ、まるで牛タンを食べているかのような複雑な旨みが口中に広がるのであった。
ほほう。薄切りの牛肉は牛タンの味がするものか?
むしろ牛とは元来牛タンの味がするものであり、牛タンは牛の味が一番凝縮した部位ということなのかもしれない。
ともあれステーキだけはちょっとよかった。

そんなわけで900円。
なるほどファンが多いお店なのかもしれないけれど、総じていえば今日の調理は残念。
瑠璃子がトマト系以外のスパゲッティをそれほどまでには好まないのも原因かもしれないけれど。

そのうちトマト系スパゲッティを食べにまたやってきてみることにしよう。
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ラ・タベルナ
昼総合点★★☆☆☆ 2.5

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