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みなさんも京王線車内や駅のポスターでその名を見たことがあるのでは?
南大沢駅目の前にある肉のテーマパーク「ミートレア」は、笑えるほどに南大沢的だった。



 



ミートレアって、どんなところだろう・・・。
2009年に開業した時から、「肉料理のフードテーマパーク」をキーワードとした東京ミートレアの広告が京王線車内を彩ってきた。
ハンバーグや唐揚げやステーキ・・・、それらの専門店が一堂に会したデパートのレストラン街みたいな感じかな?と多少興味を覚えつつ、しかし値段が安くはないのと気になる料理が無かったのとで、これまで足を向けることはなかった。

「そういえばたしか、ミートレアって南大沢だっけ」
南大沢駅の正面にある商業ビルの5階がミートレア。
うん、いい機会だ。
どんなところなのかだけでも見てみようと思い、エスカレーターを登って行った。
本当に南大沢駅の目の前。
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5階に到着。
「!?」
ななな、なんなんだこれは!
デパートのレストラン街を予想していた瑠璃子を迎えたのは、遊園地のアトラクションのような入口。
入場料は不要なのかしらと怯えながら中に入ってみた。


「ああ・・・そういうことね・・・」
トンネルのむこうは、不思議の町でした。(『千と千尋の神隠し』キャッチフレーズ)
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常設型の屋台が並んでいるイメージ。
それぞれのお店は、ステーキだったら西部劇風だったり、中華系唐揚げだったら中国風等、デザインに意匠を凝らしている。
そして場内にはたくさんのテーブル。
原則としてはそれぞれの店舗に近いテーブルで食べるようだけど、テイクアウト商品ならばどこで食べてもいいような仕組みのようだ。



図書館風の落ち着いたこの一角には、お肉に関する薀蓄がパネル展示されていた。
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「そうかそうか・・・」
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多分この時の感情を一番的確に表現するならば、「疲労」。
この、南大沢駅前の光景をそのままに模したかのような、偽物のおとぎの国感。

あまりにもチャチではないか?
近年増えてきた「昭和」をテーマにしたような居酒屋や、映画『オールウェイズ三丁目の夕日』みたいな、やっつけ仕事で空想を現実にした張りぼて感。拙速の哀しさ。

いや・・・。きっとこれはこれで確かに楽しい。
空想という魔法を使えば、存分に楽しむこともできるに違いない。


うむ。
ミートレアは、空想を羽ばたかせる心の強さがある時ならば、来ても面白いところである。
それは、多摩ニュータウンが、人類史に残る大実験であると理想で補ったときに、夢の地平と化すがごとくに。 


瑠璃子は5階の高みから地上に戻った。
そうだ、京王堀之内駅まで歩こう。
瑠璃子は多摩ニュータウンの住宅街の中へ足を踏み入れていった。
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