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↑金沢駅の激しいファサード。


東京でノドグロを求める探査が、「まぐろ人(下高井戸) ノドグロをついに腹中へ!」でとうとう一段落。
そういえば初めてノドグロを食べた金沢旅行ってどんな旅だったっけ、というわけで、金沢の思い出をたどってみます。
 


金沢へ遊びに行ったのは2012年の4月末。
春~初夏の割には猛烈に暑かった。そして・・・旅先での運命の出会い――。
目が離せないドキドキのラブストーリー。


「も~金沢暑すぎ!どうしてくれんの!」
金沢駅を出た途端強い日差しに身を焼かれ、瑠璃子は同行の浅草橋の友人に八つ当たりをした。
「暑いっていうか疲れたわね・・・」
そこへ後ろから何かが勢いよくぶつかってきた。
「キャッ!!」
男子高校生である。
「イテテ・・・。道の真ん中をだらだら歩いてんなよな!」
思わず抗弁しようとしたところへ、遠くから別の男子の声が飛んできた。
「おおいノドグロ!何してんだ早く来いよ!追いつかれちまうぞ!!」
ノドグロと呼ばれたその男子が慌てて後ろを振り返る。不良っぽい集団が全速力で近づいてきている。
「やべえ!」
駆け出しながらノドグロは煌めく笑顔で瑠璃子にそっとつぶやいた。
「俺たち、きっとまたどこかで出逢う運命だぜ!」
彼の顔が急速に近づいたと思った途端、一瞬の柔らかな温もり――。
「!」
キス! 全身が一瞬で震えた。思わず地面にへたり込んだ。
私のファーストキス・・・。 胸の奥がズンと甘く疼いた。
あの人、たしかノドグロって呼ばれてた。一生忘れられない予感がした。
浅草橋の友人がびっくりして瑠璃子の肩を支える。
「瑠璃子!どうしたの!」 
「はは、ホント、金沢暑すぎだね・・・」

人生で一番熱い夏が始まろうとしていた――。



・・・・・・ま、つまり金沢は暑く、街中の魚屋という魚屋はみな「ノドグロいらんかね」「ノドグロ安いでよ」と連呼。
「はて、ノドグロ?知らな~い」
でもその名前だけは瑠璃子の脳裏にくっきりと刻まれました。


それにしても金沢は東京から本当に遠い。
上越新幹線で越後湯沢へ。
越後湯沢から特急「はくたか」に乗り換え、山道や海沿いを延々とたどる。
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まずは雪を被っている連山が見え、
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そして東海(トンヘ)沿いへ。
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在来電車の旅を苦としないのが瑠璃子の美点でしたが、特急はくたかは超満員だったこともあって、瑠璃子の心をくじけさせました。


這う這うの体で金沢駅。
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妖怪みたいな門の存在感がすごい!

しかしさんさんと日のそそぐガラス張りの駅舎本体は、デザインはともかく材質はどうなのかと首をかしげざるを得ない灼熱の温室効果。


そうそう、2012年の音楽のお祭り「ラ・フォル・ジュルネ」はロシアがテーマでしたね。
瑠璃子はとってもロシアの民俗楽派好き。
残念ながら金沢滞在中は予定が合わず、東京に帰ってから国際フォーラムまで演奏会に出かけたこともありました。

ま、ともかく。金沢の街中へ繰り出してみましょう。


続く