P1190113

金沢は軍都であり学都なのでありました。
旧制第四高等学校本館を訪問。 



浅草橋の友人から相談があるといわれた時、瑠璃子の心臓がどきんと跳ねた。
「私、ノドグロ君が好きになっちゃった。瑠璃子、応援してくれるよね!」
「・・・・・・うん。応援するよ」
瑠璃子は初めて授業をサボった。宛てもなくさまよい、気がづけば町はずれの踏切の前に佇んでいた。カンカンと鋭い警告音を上げながら、遮断機がゆっくりと降りてきた。
「瑠璃子!」
振り向かなくてもわかった。教室の一番後ろでいつも笑っている、瑠璃子の耳がそれだけを求めている暖かくて力強い声・・・。
「どうしてノドグロ君が瑠璃子なんかを追いかけてくるの!」
「・・・好きな子の様子がおかしかった。それだけじゃ理由にならないか?」
「嘘よ!ノドグロ君が瑠璃子のことを好きなはずが・・・!」
壊れるほど強く抱きしめられて、あとは声にならなかった。
「俺がどうして金沢から転校してきたか、知ってる?」
二度目のキスだった。列車の轟音の中で二人は一つになった。




・・・・・・というわけで兼六園を「有名どころだしねぇ」程度にざっと見て、後にしました。
さて、お次はどこに行きましょう。悩むわあ。
「・・・なぁんて、本日のメインイベント、さっさといっちゃう!?」
「そうね!いっちゃいましょう!!」

兼六園の西端、真弓坂出入り口を出て幅広の道を西へ進みます。
P1190096


すると見えてきました石川四高記念文化交流館!
 P1190100


おお、金沢の文化の中心。ここから香林坊にかけてが、北陸のカルチエ・ラタン!
旧制高等学校好きの瑠璃子としては意気が揚がらざるを得ないヘブン状態です。
「ほほう!これが四高(しこう)の至高の全貌!」
P1190121
 

今ではほとんどすべての建物が取り壊されてしまっています。
それでも本館を保存し文化交流館として後世に伝えようというその心意気やよし!


旧制高等学校のナンバースクール跡地巡りもだいぶ進んできました。
現在の進捗状況。

第一高等学校 ○
第二高等学校 ○
第三高等学校 ○
第四高等学校 ○←NEW!!
第五高等学校 未
第六高等学校 ○
第七高等学校造士館 ○
第八高等学校  未

番外の興味深い学校
京城帝大予科 おそらく1キロ四方内まで行くも特定できず
台北帝大予科 同
旅順高等学校 大連までしか行けず


申すまでもないことですが、これらの学校が設立された時代状況のすべてを肯定しようなぞという意志があるわけではなく、むしろ科学的な精神を以てこれらの学校に表れた時代の空気、精神の変遷をしっかとつかみたいという求道的な渇望なのであります。