さあさあさあさあさあ!!
今年も暑い夏の始まりでぇ~い!!
XI'AN新宿店で5月20日から冷やし刀削麺メニューが始まっていました。
ランチ限定 ひんやり茄子のマーラー刀削麺、880円。
そろそろかな、とは思っていました。まさか始まっていたとは!
夏場の刀削麺はキツい、という記事を以前書いてしまった瑠璃子。
「夏こそ辛いものを食べなきゃね☆」
という元気な意見もあるでしょうが、瑠璃子はそんなに夏に耐性はございませんの・・・。
だいたい、小麦の美味しさは冬こそ光るというもの。
ところがこの冷やし刀削麺だけは別物なんです!!
刀削麺の真の姿は夏にこそ露わになると言ってしまっても構いません!!
新宿西口のヨドバシカメラ近くにあるXI'ANのランチタイムは15時まで。ただしラストオーダーは14:30頃となっております。
遅い昼食を求めてラストオーダーぎりぎりに滑り込みました。
「ご注文は?」
隣のテーブルではサラリーマン連が麻婆豆腐定食やチャーハンを食しています。
そうかそうか。未啓蒙なのか。
「ほーっほっほ。『ひんやり茄子のマーラー刀削麺』を。もちろん香菜は多めでね」
韓国冷麺の器が実に涼感たっぷりです。
本場中国では、おつゆに漬かった日本でよく見る形の刀削麺よりも、タレや具を絡めて食べる形の方が多いとか。
その一端をこうして日本で垣間見ることが出来るのです。
さあ、よく撹拌して啜り上げてみましょう。
ああ・・・!!
ニンニク、唐辛子、花椒、醤油、ごま油、酢・・・。そうした者たちによる美しき液タレ。
例えていれば油淋鶏のタレをもっとずっと香り高くしたような。
その複雑な味の混交液を、香菜の強力な個性が一つにまとめ上げています。
そして日本人が知らなかった麺の真実。
水でしっかりと冷やされた刀削麺は、まるでゴムかと思うほど強力なコシ。
日頃熱いスープの中で、いったいこのコシはどこに溶けて流れてしまっているのでしょう。
およそ同じ食べ物とは思えないほどの弾力は、上下の歯を跳ね返すサーカスのトランポリン。
具には茄子とレタスと赤ピーマン。
そしてこれらすべての頂きには白ごまがふんだんに散らされていました。
ああ、刀削麺フィルハーモニーの楽の音が聴こえる。ここはそう、中華のコンセルトヘボウ。
美味しさのあまりがっついちゃいました。
タレは麻辣というほどには辛くなく、しかし食べ終わる頃にはじんわりと額に汗がにじみ出してきます。
麺のコシのせいか、日頃よりも分量がとてつもなく多く感じられました。
みなさんも是非夏の間に一度は冷やし刀削麺を食べてみてください。
「銀河鉄道の夜」の冒頭にもこうあるではありませんか。
「ではみなさんは、そういうふうに川だと云いわれたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか」
夏の冷やし刀削麺です!!
XI'ANでは9月21日までの販売とのことです。
……え……( ゚д゚)
美味しくない刀削麺、初めて食べました(>_<)
あ、この記事のお店じゃないですよ、もちろんf^_^;
わたしも西安さんの刀削麺は大好きです( ´ ▽ ` )ノ
おいしい刀削麺たべたいです。