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この夏もまた政治家が騒動を起こすに違いない靖国神社。
 近年足を踏み入れていませんでしたが、「そういえばどんなところだったっけ~」というわけで、持て余した時間を靖国神社にほっぽり出してきました。

行ったことのない皆さん、靖国ってこんなところですよ。
 




どうにもスタンスの取り方が難しいこの場所。
瑠璃子は正直なところアンチ靖国・アンチ参拝ですが、そのような意図からではなく、そんな場所の普段の姿を、森林浴を兼ねて暇つぶしにさらりと歩いてみたまでであります。


市ヶ谷駅前から延びるその名も靖国通り。駅から10分程度歩くと、左側にこんもりとした森が見えてきます。
これが靖国神社。ちなみにこの通りをずっとまっすぐに進んでいくと神保町の古本屋街に突入します。
靖国神社の正門も古本屋街の方にあります。
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どてっぱらの小さな門から境内に入ってみましょう。無料です。
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本殿の周りをぐるっと左回りに回ってみることにしましょう。
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緑のトンネル。涼しい風吹く都会のオアシス。
しかしやはりあの靖国神社だけあって、そこここの木には「第〇〇連隊戦友会植樹」といった札が下がっていたりします。
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「憲兵之碑」だそうで、こうなってくるとこちらが望むと望まざるとにかかわらず、歴史が生臭く現実にはみ出して来る印象です。
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池があり、錦鯉が泳いでいました。
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さあ、ここからは「ザ・靖国」の本領発揮です。
靖国神社の展示館「遊就館」。今回中身はスルー。その代り無料で入れる右のガラス張りのロビーへ足を踏み入れました。
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わあお、出ました零式艦上戦闘機。この角度だとおもちゃみたいに見えますが、実機。
小さいようでも角度を変えて見ると路線バス位の重厚感があります。
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意外なことに欧米人観光客が非常に多いのが靖国神社。どういう感想を抱くのか、聞いてみたいところです。


さて、本殿の正面に到着。燕尾服の政治屋のおっちゃんたちが、夏になると何故か参拝したがる場所です(あ、こういうことは言わない記事にするんだった
鳥居の内側では撮影禁止とのこと。政治的な理由ではなく、靖国の神域だから、と理解しておきましょうか。
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緑の木立の中を神官が通り抜けていくのはなかなか綺麗な色のドラマでした。
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 参拝順序としては逆転してしまっておりますが、靖国正面の大鳥居から退場することにしましょう。
まずは重厚な門を抜けます。すると、・・・
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鈍色の「第二鳥居」。ジュラ紀の巨大恐竜でも楽々潜れそうな大鳥居です。
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その先には赤銅色の「第一鳥居」。遠くてそこまでは行きませんでした。
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骨董市が開かれていました。ここはもっぱら外国人のお客さんばかり。
根付や戦前の皇族写真集や着物やと、オリエンタリズム溢れるお土産を買うにはいいのかもしれません。
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最後に「第二鳥居」からもう一度本殿の方を振り返ります。
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 それにしてもこんなに観光バスがいるとは!・・・と思ったら、どうやら近くの武道館のコンサートに全国から集結したファンのバスだったみたいです。駐車場として役立ってますね・・・
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まあ、瑠璃子としては、京都並みの豪勢な築地塀が東京で見られるのはありがたいことです。
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おわり。