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下高井戸に住んでいながら、世田谷のことをあまり知らないな~と気づいた。
世田谷百景というものがあるらしい。その中の一つ、寺町に足を延ばしてみました。

 



千歳烏山駅北口から北へ歩いていくと甲州街道にぶつかります。その大通りをまたいでさらに北へ進む寺町通りの先には、お寺がたくさん集まっているのだそう。
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なんでも、関東大震災で被災した都心のお寺が集まって出来た地域なのだとか。
檀家の取り合いになりそうなものですが、いずれ都心に帰ろうと思っていたのならば、一か所にまとまって疎開した方が何かと安心というか便利というか。
「〇〇寺さん、そろそろ都心も落ち着いてきたかねえ」
「輪番で毎月見に行くことにしましょう。今月は▽▽寺さん、お願い」
みたいな?
寺町通りを歩きだしましたが、とくにこれといった寺もなし。しかし路傍の地図を見ると、もう少し先からは卍マークだらけです。
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中央高速の高架を潜ると、閑静な長い道が出現しました。
「これね・・・」
道の両側はどこまでも壁が続いています。寺々の壁です。民家が姿を消しました。
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寺町通りに面したお寺をちらちら覗きながら進んでいきます。関東大震災から90年経っていますが、どのお寺も外観は綺麗。空襲で一度燃えでもしたのでしょうか?
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それにしても何故京王線千歳烏山からも中央線三鷹や吉祥寺からも遠い、武蔵野のど真ん中に寺を移したのでしょうか。仮住まいにしては境内が広大です。
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 喜多川歌麿のお墓がありました。都心から墓石やら何やらも移してきたようです。
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築地本願寺風のお寺も。
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そして瑠璃子が一番気に入ったのはこちら、妙寿寺。
ガラス障子の重厚な建築。モダンでオシャレ。
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小金井公園にある江戸東京たてもの園の高橋是清邸によく似ている気がします。昔のガラスは手作りだからか、ちょっと歪んでいて味があります。
ちなみに窓ガラスは時を経るに従って下側が厚くなり上が薄くなるらしいですね。固体のようでありながら少しずつ重力の影響で流れ落ちるそう。不思議。

 
妙寿寺の境内には宮沢賢治の碑も。「雨ニモマケズ」が彫られていました。
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寺町を抜けると住宅街。
さあて、ここはいったいどのあたり?
見当もつかないのでとりあえず続けて北進することにしました。