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東北新幹線に乗る最大の喜びは、この『ほや酔明』が買えること。
ホヤの干物とでも言いましょうか。

東北旅行の美食は結局これに極まるといっても過言ではありません。

水月堂の『ほや酔明』、340円(右の小の値段)
 



あれは地震以前のこと。
東北新幹線の車内販売のカートに見慣れないものを発見しました。
ボンタン飴のような大きさの箱。色は派手な橙。
「これ、何ですか?」
「『ほや酔明』といって、ホヤの干物みたいなものです。お好きな方、多いですよ」
「じゃあ、それとビール!」
一口で恋に落ちました。

それ以来東北新幹線で東京へ戻るときには、いつも車内カートを心待ち。
「こんな気持ち、初めて・・・」
まさに恋以外の何物でもありません。

しかし地震の年の夏。
仙台・盛岡と用事で回ってその帰り道。
「『ほや酔明』下さい!それとビールも!」
「申し訳ございません・・・『ほや酔明』は現在製造再開のめどが立っていなくて・・・」
製造会社は石巻にあり、壊滅的な被害を受けた、とのことでした。
地震のもたらした悲劇の大きさを改めて感じたものでした。

その『ほや酔明』、2011年の11月に販売を再開。瑠璃子もすでに地震後何度もお世話になっています。
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中身はこんな感じ。刺身で食べると水のようにジワリと溶けていくホヤも、乾かすと案外しっかりとした身があるのだなあと感じますね。
ウニのような得も言われぬ味わい・・・。
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これでマッチ棒やティッシュで作ったこよりサイズ。決して安くはないですがとても美味しい!


これまでこの『ほや酔明』、車内販売だけで買っていましたが、今回ふと仙台駅キヨスクにもあるのではないかしらと思い、乗車間際に売店へ。
「『ほや酔明』ってありますか?」
「ホヤはすべて駅弁屋の取り扱いです」
そういう保健所の指導?

急いで駅弁屋さんに駆けつけます。あった!しかも大きい箱のものも!
大きい箱は小が4つ入っているだけのもので、特に割引価格にもなっていませんでしたが、思わず購入してしまいました。


ホヤの他に牛丼弁当も買い込んで車内で素敵な晩餐。
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秋田新幹線こまちの車両に乗ると、2・2列配置でまるで九州新幹線みたい!
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秋田新幹線は在来線を走っているために車幅が狭く、それで2・2列配置なのだろうと思いました。