CIMG2189

日帰りで大阪へ。
そこでとうとう出会ったのです、「麻辣」の文字に!
関西以西では出逢うことが無いと思っていた麻辣・・・。

地下鉄長堀橋駅近くの「朋友 雑穀食府」にて麻辣麺980円。



 



この町は広く大きい。新参者にはどこになにがあるやらわかりまへん。
どうせならば本ブログにコメントをお寄せいただいている斉藤歯科 松尾先生のお導きに従って、枚方の刀削麺を食べに行こう!!と思ったのだけれど、枚方・・・遠い・・・。
日帰りの目的地が難波方面だった上に時間があまりなかったので、結局は断念しました。
代わりにインターネットで評判の高かった近場のお店に行くことに!

東京から遠征する方がいるかもしれないので、行き方は末尾にちょっと詳しく書くことにします。
さあ、ここが目的の「朋友 雑穀食府」!!
CIMG2167



昼下がりの妙な時間だったためか、客は瑠璃子一人。
店員さんは日本人のお兄ちゃん。愛想が良くて素敵です。
慎重にメニューに目を凝らします。
CIMG2174

やや!物の本で読んだ西安名物「羊肉泡[食莫]」がある!!本格西安料理のお店のようです。
そしてその左下の方に、なんと、燦然と輝く「麻辣」の文字が!!!

「ああ!西安と麻辣は、やはり切っても切れない赤い糸・・・!」
関西以西ではついぞお見かけできないものと思っていた麻辣の文字がそこにはハッキリと刻み込まれていました。
瑠璃子の目から随喜の涙がハラリ。メニューに落ちた雫をそそくさと拭こうとして、「・・・ん?」

『麻辣面=マーラー腰帯麺』
・・・・・・腰帯麺?

よく見るとメニューには腰帯麺の文字が跳梁跋扈。
「だ、誰だ!おめえ、正体を見せろ!」と時代劇の小悪党気分。
次のページをめくるとそこには刀削麺がありホッと胸をなでおろしました。
CIMG2183
が、しかし。刀削麺には「麻辣」がない!
刀削麺をとるか、麻辣をとるか、瑠璃子一世一代の大博打。


「すみませ~ん。この、腰帯麺の、『麻辣面』、くださ~い」
迷いの残る声ながらも注文しちゃいました。


途中厨房からは何かを炒める音がして、瑠璃子の不安をあおり立てます。
出てきたのが、コレ。
CIMG2190


「おおおお!?」
なあんだ、刀削麺にすっごく近い姿です。ベルトのように長く長く作ることから腰帯麺といい、このお店はその長さをメートル単位で誇る有名店だったようです。

レタスと麺が醤油でざっと和えられている様子。炒め物の音がした通り、アツアツの一品です。瑠璃子、齧る!

「ビンゴ!!!」

強烈なニンニク。激烈な唐辛子。それを酢醤油のタレがまとめ上げています。
一口だけで瑠璃子の口はニンニク系の口臭公害レベル。でもだからこそ滅法の美味です!

麺は正直なところ刀削麺の方が好き。会計時に聞いたところによると西安ではビャンビャン麺ともいうそうで、こねて伸ばして麺に成形するそうな。
手で成形できる程度には加水度が高い生地を使っているということでしょうか、刀削麺よりも柔らかく、幅広のきしめんか、ほうとう、お切込みを食べている印象でした。
ちなみに「ビャンビャン麺」で検索すると、その漢字に思わず笑いがこぼれます。
CIMG2198



さて。味の評価は大変高いです。
しかし、刀削麺原理主義者同盟東京細胞の同志にこれを食べてもらった場合、百人中百人までが、この料理名についてこう言うでしょう。
「これは麻辣刀削麺ではないわね。むしろ極めて油撥刀削麺に近い・・・」
そう、確かに辣ではあり、かすかに麻でもありましたが、ニンニクの強烈な旨みで食べさせるこの料理の傾向は、我々の間では「ユーポー」「ユーボー」と呼ばれている物そのものです。
東京のユーポー刀削麺は、麺の上に刻みニンニクとキャベツを載せ、アツアツのラー油をかけて混ぜた一品。
本日の料理は醤油と酢で味付けがされていましたが、味わいはほとんどユーポーに近い。
「中国のお姉ちゃんがたはもっと辛くしてっていわはります」
本場のお姉ちゃんの真似は出来ないけど、もうちょっと辛くしてもらっても良かったかも。


そんなわけで結論。
大阪の「麻辣面」、とっても美味しかった。
料理人も西安出身とのこと。
刀削麺好きには絶対勧められるし瑠璃子の再訪リスト上位です。
しかし・・・。
「麻辣」とは何であり、どこに起源があるのか。そして関西以西での麻辣の実態とはどのようなものなのか。
この謎はまたしても解決には至らなかったのであります。



☆刀削麺の歩き方 「朋友 雑穀食府」(大阪)
さて、行き方です。
最寄駅は地下鉄「長堀橋」駅。せやけど長堀橋ってどこやねん。
「新大阪」駅、「梅田」駅、「なんば」駅を縦貫する地下鉄中央線で「心斎橋」駅に至り、長堀鶴見緑地線に乗り換えればすぐに長堀橋駅です。なんばからなら歩いても行ける距離(多分)。

長堀橋6番出口。
CIMG2160
 

地上に出ると目の前を南北に堺筋が走っています。そういえば大阪の通りは大通りでも一方通行が多いんでしたね。堺筋は全車線が南から北へ上っていく道。この道を車の流れに逆らって難波方面へ南下しましょう。
CIMG2161


堺筋八幡町の交差点で左(東)に折れます。
すると途端に街並みがコリアンテイスト一色に。
 ちらりとのぞく韓国料理屋のメニューがハングルオンリー。これは堪らなく素敵です。
こんなところでたどたどしくハングルを読んで、「ヘムルジョン・・・ジュセヨ」 とか異国気分を味わいたい!

そしてコリアンタウンが果てようというあたりに目的のお店出現!
「朋友 雑穀食府」!
遠くからも見える「スーパー玉出」の巨大な黄色い看板がいい目印。
ただし、平行するもう一本長堀橋駅寄りの周防町通りにも、スーパー玉出の別支店が派手な看板を出しているので注意!玉出はあるのに店がない!という場合は、もう一本南下してみましょう。
CIMG2200
 




 
朋友雑穀食府
昼総合点★★★☆☆ 3.1

関連ランキング:中華料理 | 長堀橋駅松屋町駅日本橋駅