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何故か記事にしていなかったことに気付いた張之家。
市ヶ谷駅から徒歩数分のところにある四川料理屋さん。
過去何度か刀削麺を食べたことがありました。

この夏、店頭に「炸醤麺」の文字が。久しぶりの訪問。
張之家、炸醤麺600円。







各種刀削麺がウリで、ちゃんとした四川風の麻辣刀削麺も出すこのお店。
過去記事化しなかったのは、写真を撮り忘れたからとか、面倒だったからとか、その程度のずぼらな理由です。
「四川風の」麻辣刀削麺とは、辛味が先に立った、青梗菜やもやし等の具が多めに入った系統のことを瑠璃子が便宜的にそう呼んでいるまでですが、
四川風・・・野菜等の具が豊富。スープは赤い。
西安風・・・ 具はほとんどない。スープはオレンジ。
この違いが東京の麻辣刀削麺界にははっきりあると思います。
瑠璃子の好みは西安風。でも多分四川風の方が中国本土っぽい味わいなんじゃないかな。


店頭に「炸醤麺」の表示があったので思わず久しぶりに扉をたたきました。
値段が600円と安いので、恐らく適当な安い中華風の麺を使用しているのだろうと思い、
「これ、小姐。わしは金満家としてつとに有名な瑠璃斎というものじゃ。金に糸目はつけぬ、炸醤麺を刀削麺の麺で出してはくれぬか」
「は?うちの麺は元から全品刀削麺使用ですけど何か」
つっけんどんな小姐の態度はまさにチャイニーズスタイル。
大人しく「では炸醤麺を」と注文してしばらく待ちます。


このお店は明らかに寿司屋か蕎麦屋の居ぬき利用。
装飾は中華4000年の伝統を受け継いでいますが、それらをはがせば蕎麦屋にありがちな形の椅子、机。
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そして驚くなかれ、蕎麦屋から受け継いだものは椅子机だけではなかったらしく・・・



「・・・。」
何も言わず小姐がドンッとお盆を瑠璃子の目の前に置きました。
炸醤麺登場です。おお、このお盆、このレンゲ(?)、どう見てもSOBAYA☆STYLE!
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毎度この蕎麦屋的な匙に内心「うふふ」と笑ってしまいます。
その上今回はカフェごはんかと見まごうばかりのオシャンティなお皿。
このお店の食器にこだわらない姿勢は感動を覚えるレベルかもしれません。


それにしてもなんという驚異的な物量大作戦!!
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キャベツの中玉を全部千切りにしたくらいの刀削麺の茶色い小山。
味噌と麺を混ぜ合わせるだけで汗が出てきそうな重労働。
はたしてこれを征服することが出来るでしょうか・・・。
「瑠璃子様、無理でございますよ!無茶はおよしなさいまし!」
「爺や、女は戦わなくてはならない時があるの。何故そんな無茶をするのかって?そう、そこに山があるから」


ここの刀削麺はとにかく猛烈に太く分厚い麺。
冷やし系になると「コシ」のレベルを超越し、「ゴム」「パッキン」「フィギュアの素材」といった話題に出てきそうな硬さ。
日本コシ愛好党党員の瑠璃子でもぎりぎり許容出来るかどうかの危ない橋渡りです。
もう少し薄く削ると美味しくなると思うのですが。

味付けはとにかく甘い!
四川の人にとってはこれは「デザート」に類するだろうと想像できるほどの甘さです。
辛味成分が感じられません。これはこれで甘辛好きの日本人の口には合わないこともないですが、もう少しピリッとしたところがほしい。「ご飯ですよ」的な海苔の佃煮に匹敵する甘さとでも言いましょうか。
本場北京で食べた炸醤麺はこんなに甘くはなかったように思いますが、日本人に合わせて調味をするとこういうことになるのかもしれません。
視線の調理人にとっては日本の料理なんて全部「スウィーツ」なんだろうなあ・・・。


さすがに味が物足りなかったので、卓上の唐辛子をかけてみました。
多分、ラー油を作るときに出た、唐辛子粉の出し殻ではないでしょうか。
辛味は油にすべて持っていかれてしまったようで、ちょっとまだ物足りない味です。
酢をかけたらびしっとしまった味になりました。
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それにしても到底食べきれず。とにかく多い多い。
残念ながら残しての退店となりました。
会計時に伝票を見て、「ああ、中国の人にはかなわない」と思った小姐の流暢な筆跡。
さすが本場の人の書く略字はカッコいい。一応「炸醤」と読める・・・ような気がします。
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よし、今度は冷やし担々麺でリベンジ!!
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純四川風居酒屋 張之家
昼総合点★★☆☆☆ 2.7

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