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2013年版よみうりランドのプールポスター@下高井戸駅。


やってきました、プールの夏が!!

・・・というほどにはプールに行きもしない瑠璃子ではありますが、毎年よみうりランドのポスターにだけは何故か目を奪われます♪
清涼感溢れていて女から見ても「は!」と息をのむ心地がするんですよね。
ただしベストは数年前のものだったわねえ・・・と久しぶりにとあるポスターのことを思い出しました。








水って、青いかしら。透明よね。 
でもやっぱりプールは青に限る!水中で味わうあの静かな孤独。


トブンと水の中に潜り込んでみる。
水上での喧噪が逃げ出すように周りから消えていく。コポコポと空気も瑠璃子の体から大急ぎで離れていく。
目を開ける。ユラユラ揺れる水の果ては薄暗くひっそりと暗闇になっていて、25メートルプールの向こう端も見えない。
降り積もる寂寥感。満ちてゆく神秘。
「世界は瑠璃子だけを残して滅び去ってしまったのではないかしら」
 突如そんな恐怖に囚われたりして。急いで水面に顔を出すと、相変わらずの人の波と太陽の熱。
「ああ!世界が滅んでなくてよかった!ビバ!夏!!」
・・・なんてことを思ったのはもう何年前のことかしらね。

よみうりランドのプールのポスターは、「ジェットスライダー」だの「流れるプール」だのの作り物を前面には押し出さず、「夏!」「水!」と根本的なテーマで語りかけてくるから好きなんだと思うんです。


そんな瑠璃子が一番心つかまれたのは2011年のポスター。
20112011
キャッチコピーは未だによく理解できていませんが、アヒルのおもちゃに唇を寄せる女の子の静謐感がものすごくいいのです。このままピエタや半跏思惟に並ぶ彫刻の定型になったっておかしくない素晴らしい造形。

久しぶりにPCの奥の奥からこの画像を引っ張り出してきました。
マティスやカンディンスキーと同じ「絵画」フォルダーに入っていました。
巨匠と一緒にフォルダー分類していた当時の確信は、今も褪せませんねえ。

うん。良い。