
高級回転寿司のまぐろ人下高井戸店。
週末ともなると大行列が店外にまで伸びております。
たしかに旨い。しかし、高い!が、たまに入りたくなる!で、入った。
今日は写真が2枚しかありません。
理由は二つあります。
①高いお店なのであまり注文しなかったから被写体自体が少ない
②お腹がすいていたから撮影の前に被写体を食べちゃった
そんなわけで、数少ないスズキの写真をご覧ください。

鯛とハマチのアイノコのような味だったはず、と思っていたらやっぱりそんな感じの味でした(すさまじく投げやりな表現ですね

そして帆立。
これがちょっと意外なほどにお得感たっぷりだった。
普段瑠璃子は帆立を喜んだりはしない。なるほど、ねっとりとした舌触りにはなかなかエロティックなものがあるし、濃厚でありつつ淡泊なその味は病み付きになる独特のものであるといわざるを得ない。
けれど、パンチに欠けます。ええ、欠けますよね。
干してお酒のアテにどうぞ、というならわかるんです。干すことで濃厚な後味が極限まで高まり、塩っ気もビリビリ効いていて「海のものを食べている・・・!」という満足が五体を貫きます。
それに比べて生の帆立の体たらく!
へにゃっとして、ふにゃっとして、べろんとして。姿にも味にも締まりがない。
綿菓子を食べさせてんじゃねーやとカウンターの上で啖呵を切りたくなります。
だから普段は帆立を食べたりなんかしません。
ところがこの日はなぜか帆立を食べようと思ったんです。
目の前のケースに並んだ帆立の切り身(?)を見ていると、体の奥底から「この切り身たちをどうにかしたい」という欲求がわいてきたんです。
鋭い包丁で捌かれた肌色の切り口。その切り口はまっ平らなはずなのに、何かこう、ねっとりと絡みつくような艶めかしさでぷっくり盛り上がっている感じがします。
その表面に舌を這わせてみたい!
そんなこんなで純情美少女瑠璃子は帆立を注文しました。

これがなんとも旨かったです。
帆立の身がこれでもかと厚く、口中どこまでが舌でどこからが帆立なのかわからず、鼻から抜ける吐息は純度百パーセントの帆立エキス配合。
子供のころ誰しもが一度は経験があるように、ガムを5つや6っつ、いっぺんに口に放り込んで、
「お口がパンパンにバブリシャス><」
とでもいうような帆立の大盤振る舞いでした。
箸休めにと思った帆立に身も心もとろかされて、とうとうこの日の締めは2皿目の帆立となりました。
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