下高井戸外伝~むしろ刀削麺食べある記~

JPN48のセンターとして弱肉強食の芸能界でもがいていました。 そこに降りてきた一本の蜘蛛の糸…それこそが刀削麺だったのです。 下高井戸から広がる食と愛の輪☆

つけ麺

下高井戸 武心 つけ麺

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つけ麺730円。無料で「茶飯」がついてきた


瑠璃子が未だによくわからないもの、それはつけ麺。
ラーメンや刀削麺ならばすでに蘊奥を極め尽くしたと言える。いや、言って言えないこともない。言うだけだったら言えるあせる
その意味ではつけ麺だって、すでに奥義は我が手にありと言えなくもないわけだけど、瑠璃子は詭弁が何よりも嫌いだから言わないあせる

寒さとともに麺を恋しく思う気持ちが募ってきた今日この頃、下高井戸のラーメン初訪問店も少なくなってきちゃったわね…。
元々ラーメンに大した関心のない瑠璃子だから、どうせ行くなら初めてのお店を楽しんでみたい。そんなわけで初の武心へ。

下高井戸駅からひたすら日大方面へ歩き、「このまま行くと身も心も日大生になってまうがなあせる」とアイデンティティの危機を覚える程に商店街を進みきったあたりの左手。
長野新幹線や湘南新宿ラインの二階建て車両一階部分みたいに、道から半分地下にめり込んだ店だ。
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↑夜なのと武心の立て看板が非常に明るいのとで霧の摩周湖並みに煙った写真にあせる
ちなみに二階は美容室?


つけ麺がオススメらしいのでそれを。
表の看板に「ランチタイム限定 細麺ラーメンは無料で大盛り!」とあって、お昼のラーメンはオトクだな、と思いきや、つけ麺の食券を店員さんに渡すと、
「味は塩と醤油、麺の量は並みと中盛りと大盛りがありますけどどうしましょう!」
つけ麺はオールタイムお得なのであった!
思わず大盛り貝塚で注文あせる
店内の張り紙によると、
並み…200グラム
中盛り…300グラム
大盛り…400グラム
だそうで、思いの外凶悪な量。
食べきれるかしら…(食べきれたけどあせる
途中で苦しくならないかしら…(ならなかったけどあせる
残して罵倒されたらどこで泣こうかしら…(残さなかったけどあせる

数々の不安を煽って、つけ麺登場。
味はよくわからなかった。いやあせる美味しいのだが、豚の脂と魚介の出汁が渾然一体コンセルトヘボウなんだろうな、という位しか、瑠璃子のつけ麺未対応な舌ではわからなかったのであったあせる
そうね、錦堂のつけ麺と似ている気がしました。

また折を見て来てみましょう。
しかし教訓。
つけ麺は夏に食べるべし。冬だと寒いあせる

錦堂下高井戸店revisited 20101207

錦堂下高井戸店 20101207

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煮魚つけめん熱盛り 800円




ある日の夜中のことである。
友人と池袋でさんざ酔っ払って、ホウホウノテイで下高井戸に帰着。
すでに12時を回ろうというところ。
商店街はマックロクロスケ。
「明日もあることだしさっさと布団にもぐりこむが吉だわ」
と駅からの家路を急ぐ。
しかし酔って目のふちをぽーっと赤く染め、いつもより胸元のはだけた色っぽい瑠璃子の姿を、低劣で愚劣で不潔な下高井戸の男どもが見逃すはずもなかった・・・

「よう!」
後ろから肩をつかまれた途端、さすがの瑠璃子も「キャッ!」と声を上げてしまった。
「よう!姉貴!今お帰りですかい?ゾル豚中将でさぁ!」
「ああ、ゾル豚!」
心底ほっとする。瑠璃子の妹分かつリアル妹である。

「今お帰りですかい?偶然!こちとら昼から働かされ通しのすきっ腹大将軍。
何処かで腹に燃料積まにゃあどうにもこうにも埒があかねえ!・・・おっと、雨だ、神のお導き!どこかの店で雨宿りが必要だ!ほら、さあ姉貴、はやく!」
驟雨とゾル豚に追い立てられ、家路と逆に駆け出してしまった瑠璃子・・・。冬の雨粒が夜中の路面を真っ黒に染めてゆく。
どこか・・・どこかへ・・・!


というわけでやってまいりました、錦堂下高井戸店。

とても既視感を覚える店内ですが、多分数日前に訪れたどこかの店とよく似てるのでしょう。
その店とこの店とは、所在地も多分同じで、何もかもが一緒なのですが、店員さんだけが違うので、二日と開けずに同じ店に来てしまったということにはならないと思うんですの・・・多分。
言い訳染みてます?
ふ、ふん!あせるそんなこといいうと灰皿でお酒飲ますわよむかっあせる



前回おいしかったので、今回も煮魚つけめんを。
ただし麺の熱盛りが出来るらしいのでそれをお願いしてみる。
ゾル豚は初入店とのことだ。それならやっぱり煮魚つけめんでしょドキドキこっちは普通の。

それにしても熱盛りというと、いつだって必ず平敦盛を思い出さないことはない。
盛者必衰の理や「人間五十年・・・」の信長の常套句や、とにかくなんだかつけ麺を食べるときいつも寂しい心境になるのは、この敦盛という言葉の喚起力のせいなのではないかと激しく思う。

料理到着。
ゾル豚はブヒブヒと夢中になって食べている。
「これはブヒなかなかブヒおいしいブヒ」
旨さのあまり焦って麺を口に運ぶが咀嚼が追いつかないので鼻の穴だの耳の穴だのに麺を突っ込んで喜んでいる醜態だ。
姉妹揃ってスープ割りもお願いし、十二分に堪能した。
店から外の様子を伺う。何とか小雨になってきたかしら。
さあて、帰るか。

瑠璃子の行方は、誰も知らない。

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羅生門 完

錦堂下高井戸店の絢爛豪華な割り箸問答20101205

錦堂 下高井戸店 20101205
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煮魚つけめん 800円



12月は黄金色
人々の心にともし火がともるの
クリスマスは地獄色
資本主義の害毒が街を血の色に染めるの


下高井戸に帰り着くとすでに20時。
やれやれ、と僕は溜息をついた。
家でスパゲティでも茹でるか?
それともパン屋でも襲って路地裏で菓子パンとか。
ハードボイルドなゆで卵をかじる?
でも瑠璃子はスープと肉の恋人ドキドキ
羊グルメの冒険に出かけたい!

なんちってあせる


紅矢の明かりとラーメン大の行列とTaste of Indiaの香りが瑠璃子の食欲を刺激するが、
どうせ外で食べるなら新規開拓して素敵な出会いを求めたくもある。

そこで、下高井戸駅から日大通りを二十メートルほど桜上水へ向けて前進し、意を決して錦堂下高井戸店へ。
「当店自慢の煮魚つけ麺」と看板が出ている。



正直なところ、瑠璃子はつけ麺てものに理解を持ち合わせるほど保守反動の極みではないのよね。

以前友人に連れて行かれたつけ麺の行列店店主に、
「わざわざなぜ別盛りにするのか。いちいちチョボチョボとタレにつけて食する意味が理解できない。瑠璃子が理解できるように、別盛りの理由を簡潔に二文字以内で述べよ(句読点含む))」
といってやったら
「う。」
といったきり黙っていたわ。
それ以来つけ麺は瑠璃子にとっては敵も敵。
店主自らが理解できていないのに、毎日毎日麺とタレを別盛りにし続けているなんて、無知蒙昧な保守主義以外の何者でもないんだから!

で、錦堂。
10名分くらいのカウンターと壁際にテーブルが一脚。
店内はちょうどいい明るさで、意味のない暗闇演出とは無縁なのが素敵ね。

先客が6名程度。みんなつけ麺を食べているので、瑠璃子もそれに倣う。
べ、別に保守的付和雷同主義じゃないんだからねあせる
郷に入れば郷ひろみ、とかいう先人の智恵に倣っただけよあせる


そのうち「煮魚つけ麺」到着。
あら、素敵な匂いに素敵な太麺。
太い麺にはめっぽう弱い瑠璃子。
ラーメン二郎・ラーメン大の太麺調教が行き届いているイケナイわ・た・しドキドキ(///∇//)


ああ、この栄光に満ちた麺の太さを何にたとえましょう。

たとえばそれは春の野で食べたさわやかな水飴の割り箸の先っぽ。
たとえばそれは夏の海の煌く波に浮かんだ割り箸の先っぽ。
たとえばそれは秋の夕暮れの池の小道で拾った割り箸の先っぽ。
たとえばそれは冬のコタツで餅が待ちきれずに咥えた割り箸の先っぽ。

世界中のどんなに偏屈な割り箸だって、錦堂の太麺には親近感を覚えるに違いないわ!


かみ締めると水に締まった小麦の結晶が口の中で秘密の御伽噺を語ってきかせてくれる!
そんなドキドキ色に満ちた旨さ。

割り箸のようなその麺を、割り箸でつまんで数本タレの碗に落としてみる。
豚の脂と鰹節の欠片とチャーシューとシナチクの濃厚な褐色の沼地に沈み行く麺を、
大切なおもちゃを取り上げられた幼児のように切羽詰って掻きだして口に運ぶ。


「あ!」


ああ、ガリレオは正しかった!
そうだ、地球は回っているのだ!
と、世界の真理が腹の奥底で自然に当然のように一瞬で理解できたような、そんな壮大な宇宙的官能!!


つまりね、おいしかったの。

豚骨コクと、鰹やサバの明快なダシと、稲妻のようにはしる酸味とが、味の濃いタレの中で渾然一体となって森羅万象を表象しつくしていたの(ただし実は豚骨の味はよくわからなかったあせる)。

いやあ、これはいい。

もう、なぜ別盛りなのかなんて次元ではない。
宇宙がつけ麺のために存在していたことを理解してしまったのだ。


食卓にはおろしニンニクと七味と酢がおいてあって、それをかけてもよいらしい。

麺を食べつくした後、タレが残った。濃厚というかしょっぱいので、飲み干すのはメタミドホスよりも危険が危ない。

そんなときは恥ずかしがらずに「スープ割りお願いします!」
と宇宙の創造主(店主)に声をかけよう。
スープと「柚七味」を持って席までやってきてくれ、おいしく飲める濃さまで薄めてくれる。


ちなみに夜20時までは無料で麺を大盛りにしてくれるそうです。
いつもは大盛り100円。

いやあ、いつも以上によくわからない内容になりましたが、とにかくおいしかったということを皆さんにお伝えしたい。

ちなみに下の写真は、ホワイトバランスを変えて撮ったものです。
こっちの方が本物の色かも。
でも冒頭の写真のほうがおいしそうよね。


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瑠璃子大納言ってだあれ?
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